不動産取得税は、取得時にかかる税金です。

不動産を購入しようとする時は、あらかじめ、不動産取得税も予算の一部として考えておきたいところです。

そこで、基本的な計算方法を知っておきましょう。


■不動産取得税の計算方法

計算方法は簡単です。
「不動産の価格×税率」で求めることができます。

ただし、「あなたが支払った金額」=「不動産の価格」とはなりませんので、
注意が必要です。

■不動産の価格とは?

不動産取得税を計算するとき、「不動産の価格」は「課税標準額」となります。
これは購入価格や工事にかかった金額ではなく、固定資産課税台帳に登録されている価格です。
登録されていない新築や増築の場合は、国が定める固定資産評価基準により決められます。

ただ、不動産の取得前に、正確な課税標準額を知ることは難しいです。
不動産業者によっては、近隣の例などから、だいたいの金額を教えてくれることもあるようなので、
参考にすることができるかもしれません。

■税率はいくらか?

税率は、取得日や不動産の種類によって異なります。
平成20年4月から平成27年3月に取得した不動産については、下記のようになっています。

土地:3%
家屋(住宅):3%
家屋(その他):4%

(注)平成20年 4月 1日から平成30年 3月31日まで

■軽減措置があります

上記の式で不動産取得税を求めることができますが、
多くの場合、税金の軽減措置を受けることができます。
詳しくは別項で説明しますが、軽減措置も考慮して税額を計算しましょう。