税金には様々な種類があり、所得税や消費税、固定資産税などは
多くの人たちにとって馴染みの深いものだと思います。
それらと比較して登録免許税はどういった税金なのかあまり詳しくない人が多いでしょう。


しかし大抵の人は長い人生のうちで1度か2度くらいはこの登録免許税を納める機会に遭遇します。
そのため登録免許税についてある程度知っておくと良いでしょう。

どういった場合に登録免許税の納付義務が生じるのか見ていきましょう。

1.不動産登記を行う時
2.国家資格等の登録を行う時
3.許認可を得る時
4.船舶の登記と航空機の登録を行う時

などの場合に登録免許税の納付義務が生じます。

1に関してはマイホームを購入したり、逆に売却したりする場合を指します。
不動産を売買する際に所有権移転の登記をするので、その際に登録免許税を納める事になります。
またローンを組んで住宅を購入する際には住宅を担保にするやり方が一般的ですが、この際に抵当権を設定します。
この抵当権の設定登記の際にも登録免許税の納付義務が生じます。

2に関しては医師や弁護士、司法書士などの国家資格の登録をする際に納付義務が生じます。
主に登録をする事で有資格者としての活動が可能になる資格が中心になります。
理容師や美容師などの資格も対象になり、こうした資格が必要な仕事に就く際には登録免許税を納める事になります。

3に関しては具体例として一般労働者派遣事業や有料職業紹介事業の許可申請の際に必要になります。
個人として関わる機会はほぼありません。

4に関しては航空会社などが新しい機体を導入する際に納めます。個人として関わる機会は通常ありません。