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「温度差」に配慮した
一年中過ごしやすい平屋

引用:Saho.Lab

おしゃれな平屋の写真引用:イエタテ

「ヒートショック」という言葉を聞いたことがありますか?ヒートショックとは、急激に温度差が発生することによって、身体に起こる悪影響のことを言います。温度が急激に変わると、血圧も急激に変化する為、失神したり、ひどい時には心筋梗塞や脳梗塞になってしまう場合もあり、高齢者にはとても危険です。
実際に、家の中でヒートショックが原因で亡くなる人は、交通事故死亡者の約5倍もいるということが、厚生労働科学研究成果の推計でわかっています。そうなると、ヒートショックを極力防止してくれる住宅が、理想となります。
家の中で特に温度差が生じてしまうのは、寒い冬です。暖かいリビングと冷たい廊下、温かい湯船と冷たい浴室、寒い脱衣所。この環境は血圧にとても悪そうですね。湯船でヒートショックを起こしてしまうと、本当に危険です。

明るい室内の写真引用:イエタテ

リビングの写真引用:イエタテ

玄関の写真その1引用:イエタテ
玄関の写真その2引用:イエタテ

2階建て住宅に比べると、平屋住宅の場合ワンフロアなので、部屋の仕切りを少なくすれば、各部屋の温度が均一になりやすいのが利点です。ただ、平屋住宅でも、断熱性能の低い住宅ですと、2階建て住宅と同じく温度差が生じやすくなります。平屋は、夏も太陽の熱を直接屋根に受けてしまうので、高温になりやすいため、屋根の断熱も重要です。また、風の通りを考えた位置に窓を設置することが必要ですね。

屋根・壁・窓・床に高性能断熱を取り入れるほか、冬の寒さ対策として、床暖房の設置も有効です。平屋は断熱効果を高くすると、エアコンなどの光熱費削減率が高くなります。ひょっとすると、床暖房のみで過ごせるかもしれません。それに加え、高性能断熱は結露を防ぐこともできますので、カビによる健康被害も避けることができます。

健康を考えると、温度環境のバリアフリーは重視したい項目ですね。

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