■自動車税重課の時期 

自動車税はガソリン車・LPG車で毎年4月1日現在で初度登録から13年を経過した自動車、
ディーゼル車で同じく11年を経過した自動車に対して年間自動車税が約10%重課されています。


軽自動車の今後の重課が検討されていますが現在は重課されません。
また、平成27年度以降は重課割合が10%から15%への引き上げが検討されています。
グリーン税制の重課にあたる車両です。

■自動車税重課額と今後の税制の方針

現在、1501ccから2000ccまでの乗用車では年額39,500円ですがガソリン車で13年を経過した車両は43,400円課税されております。
2001ccから2500ccまでの乗用車の年額が45,000円ですので13年経過した乗用車は1クラス分上の自動車税を納付していることになります。
ハイブリット車は重課対象外です。

重課は古い自動車は新しい自動車に比べ排ガス対策が進んでいなく、環境に優しくないとのことで決められたようですが、
旧車を好んで乗る愛好家や一台の車を大切に長く乗るユーザーにとっては納得できない税制のひとつです。

また、世界的にもエコカーとして名高いクリーンディーゼル車では新規登録時はエコカー割引で
税金面で優遇されますがディーゼルのため11年経過で重課されます。
世界的に見て自動車税は日本の軽自動車税(1万円以下)がスタンダードとされていますので
日本の自動車税は通常でも高いのです。
さらなる重課が検討されている自動車税は長く乗るユーザーにとって悩みのひとつです。

中古車を乗り継ぐユーザーにとっては重課が迫りますが新車を乗り継ぐユーザーにとっては自動車税は軽減されます。
電気自動車やハイブリット車、クリーンディーゼル車など低公害車は新車購入から翌年の自動車税に限り25%または50%減税されます。
グリーン税制の軽課にあたりますがこちらは翌年のみとなります。